自分の試作や実験が
製品に活かされることが喜び。
人が温かい家族的社風も励み。

H.O仙台工場 技術課2009年入社
理工学部 基礎理学科卒
若手のうちから仕事を任せてもらえる環境を意気に感じ、技術者として成長。営業のY.Kさんとは同期で親交がある。

若いうちからものづくりできる環境

大学の合同企業説明会で当社を初めて知りました。人事担当者が笑顔で熱心に説明してくださったことが印象的で、率直に良い会社との認識を持ちました。本社面接でも、他の企業は堅苦しい感じでしたが、当社は心を開いてフランクに打ち解け合えるアットホームさを痛感。技術者になりたい一心で就職活動を始めたので、特殊な領域ながら炭化珪素発熱体に関して国内業界トップにある技術力に魅力を感じましたし、若いうちから技術者としてものづくりに関われると聞いて決意が固まりました。
入社以来、仙台工場の技術課に在籍。希望どおりの部署で、「エレマ発熱体」や「リクライト」製品をベースに、新しい技術や材料の調査を行って、新しい製品に応用できないかテストを繰り返すという開発を行っています。またお客様の要望に対し新たな形状が作れないかを試作したり、原料の受入から製品化に至る品質管理として成分分析、定められた基準に合致しているか受入検査なども行います。また、製品の図面をCADで起こしたり、客先でトラブルを起こし返品された品を調査し、報告書を作成するなど、多彩な仕事があります。

機械や物理の知識、CADまで多彩な能力を習得

苦労するのは、試作したり装置を動かす際にトラブルが発生し、計画的に進まない時です。そんな時は知識や経験不足を痛感しますが、逆に自分の未熟さを知る機会と考え、先輩に原因と対策を聞いたり、同じ失敗を二度繰り返さないようにしています。
自分が試行錯誤して導いた結果が製品に反映されることもあり、製品の一端を担っていると感じられることがやりがいです。大学で学んだ化学分野を活かしつつ、入社後に物理や機械の知識も広がりましたし、試作に必要な装置の操作方法、フォークリフト技術まで習得。設計は2次元CADが主ですが、3次元での図面作成力も身につきました。自分の能力を幅広く伸ばせている点で、充実感も持てています。
2011年3月の東日本大震災の際、仙台工場は幸い津波被害はなかったもののライフラインが止まって不安に。ただ先輩や同僚がそばにいてくれて心強かったですし、家族との連絡も会社側がすぐしてくれるなど、助け合える会社で本当に良かったと感じました。
まだまだ先輩のような知識・技術に達しませんが、一つ得意分野を持った上でオールマイティに対応できる技術者を目指していきたい。当社はセラミックスや金属だけでなく、機械や物理などの知識を動員し総合的観点からものづくりしたい方に魅力的な会社です。

1日のスケジュール

08:00
出社後、メールをチェック。営業から図面作成依頼を受けたり、工場現場や共同開発者と情報共有を行う。
08:15
朝礼後、仙台工場3棟をすべて回ってスタッフに製造装置の調子を聞いたり、問題点がないかを聞き、あれば対応策の相談に乗る。
09:00
自分の研究課題と向き合う。調査した文献にしたがってテストしたり、新しい材料を入手してテストを繰り返す。原料はカーボン(粉体)が多く、汚れるのは日常茶飯事。
12:00
昼食。しっかり手を洗い、工場内の食堂で、みんなと一緒にお弁当を食べる。
13:00
研究課題に向き合うと共に、お客様や営業からの要望を受けてCADで新製品の図面を書く。
15:00
品質管理の仕事の一環で、X線解析装置やSEM(電子顕微鏡)を使って異常がないか成分分析を行う。
17:00
メールチェック。チームで研究課題の打ち合わせを行う。
17:15
終業。今日行った研究課題の結果をまとめる。
18:00
退社